今はときめく「村上宗隆」、言わずと知れたプロ野球ヤクルトスワローズの4番打者である。
目次
世界のホームラン王「王貞治」と村上宗隆
若干22歳にして、伝説のホームランバッターであり、ホームラン数世界記録保持者である、かの王貞治さんの
年間本塁打記録に、今現在並んでおり、試合数が残っているので更新は確実視されている。
日本プロ野球界の過去のホームランバッタ―達が憧れ、挑んできたが破れず、現代の強打者たちも、背番号「55」を付けてその王貞治さんの記録55本に挑み続けてきたが、ついに、その高みに到達した若者が現れたということですね。
多くのプロ野球ファンと王貞治とON砲
プロ野球ファン歴55年になる私も感慨深いものがあります。
どうでもいいことですが、わたしがプロ野球に興味を持ち始めたのは高校1年の時です。下宿の大広間からワーワーと大きな声が聞こえてくるので何事かと思い行ってみるとテレビの野球中継を見ている大家さんや下宿人たちが、ひどく興奮した様子なので私も観戦の仲間に入りました。
巨人と阪神の試合で優勝がかかっているようです。それだけでなく巨人の主力である王貞治が阪神の投手に死球(デッドボール=王は体を大きくのけぞって後ろに倒れ直撃を逃れた)を投げられた直後で両軍全員が殺気だった雰囲気になっているのが画面越しによくわかりました。
騒ぎが一旦収まり、試合が再開された第一球が何とまたしても王の体に向かう明らかな死球狙いのボールが来た。
巨人軍のベンチから全員が飛び出しマウンドに走ります。先頭を王さんの師匠である荒川バッティングコーチが走り
阪神の投手であるバッキ―に殴りかかります、バッキ―も応戦し、両軍入り乱れての大乱闘になってしまいました。
30分以上経過しやっと収まってこぶしを怪我したバッキ―と荒川コーチが退場となりプレーが再開となりましたが、変わった阪神の投手が何とまたしても王貞治に死球を投げ、今度は体に当たってしまったのであります。
当然、再び乱闘です。
見ていて「いや~プロ野球って、こんなに熱いものなんか~大の大人がみんな死に物狂いじゃないか」などと強烈な印象を抱いて以降、野球ファンとなりましたが、子どもの頃から変わり者の私は「巨人・大鵬・たまごやき」と言われていた世の中の風潮に反感を抱き阪神タイガースの大ファンとなったのです。
内心はONのファンでした、ちなみに乱闘を収めたのは長嶋茂雄です。3度目の乱闘が収まって王が一塁に出て長嶋が打席に入り死球気味の内角一杯のボールをレフトスタンドへさよならのツーランホームランを放り込み殺伐とした試合に決着をつけたのです=まさに千両役者ですね.
ここまでわたしの、どうでもいい思い出話に付き合っていただき感謝します。(記述内容にもし記憶違いがありましたらご容赦ください)
初代ミスタースワローズ「若松勉」の村上宗隆への思いとは
さて村上宗隆が所属するヤクルトスワローズで「ミスタースワローズ」と最初に言われたのが「若松勉」さんです。
小さな大打者とも言われました「身長が168cm」2回の首位打者、MVPを獲り、チーム初優勝、日本一にけん引した方です。
つい先日、この若松勉さんが村上選手に出したコメントに目を引かれました。多くのOB、先輩たちが村上の活躍を絶賛する中で若松さんは
「村上は王さんのように、他者の悩みに真剣に向き合ってくれる人になってほしい」
そして自分と王さんに関わる思い出をつづっています。
いかに王貞治という人が他者に寄り添い他者の為に労をいとわない人格者であるかを自身の経験から語っているのです。(詳細を知りたい方は9/14サンスポの記事をご覧ください。検索で「村上宗隆と若松勉」でも出ます)
ご自身のかわいい後輩に単なるすごい強打者だけでなく、一般社会人の手本となるような人間になって欲しいと願っているのです。
またまた、どうでもいい私も全く同感ですね。
齢、70を過ぎて今、思いますに、仕事上の実績よりも人間として、いかに優れているかのほうがはるかに価値があります。
目立たない、小さな者にも気を留め、公平に扱い敬意を示す。
自分の事ばかりでなく、他の人の益をも考えてあげられる人間になりたいものです。
王貞治という方のプロ野球での実績以上に、多くの人が語っている、その人格者としての言動から学ぶことが沢山あります。特に殺伐とした現代社会で、これからも長く生きていかなくてはいけない若者の皆さんに、そうしたものの価値を知って欲しいと願いますね。
老人のたわごとと受け取る若者が多い現実を知っていますが、あえて言いたいと思いました。
ここまで読んでくださり感謝です。また遊びにきてくださいね。