国内で初めて体の上面が白一色のシャチを発見、撮影した。
シャチを確認したのは北大などの研究グループ「北海道シャチ研究大学連合」
場所は根室管内羅臼町沖.
北海道シャチ研究大学連合は5月16日、午後1時20分ごろ、
羅臼港から北東約、30キロ地点の日露中間ライン付近の海上で
10頭ほどで、泳いでいるシャチの中に7,8メートルはあるとみられる白いシャチを発見、500ミリの望遠レンズで撮影に成功したもの。
尚、白いシャチは確定ではないが、成熟した雄とみられているとのこと。
目次
白いシャチが初めて発見されたのはいつか?
白いシャチが初めて発見され、世界中に衝撃が走ったのは、
2010年の8月のことである。
場所は北太平洋コマンドル諸島付近で白いシャチの個体が初めて発見され、撮影された。
出典:カラパイア
12頭の群れの中でひときわ目立つのが白い背びれで海面に突き出た、その高さは2メートル、氷山を思わせる、その背びれから、「アイスバーグ(氷山)」と名付けられたそうである。
発見したのはアメリカ人の研究者、エリック・ホイト氏で、
同氏は白いシャチの画像をフェイスブックなどに公開した。
初めて見た白いシャチにホイト氏は感激し胸がいっぱいになったという。
シャチは群れで行動し、2012年に発見された時は母親と兄弟と共に連なって泳いでいたそうである。
その後、その白いシャチと同じと思われるものが、2年後の
2012年の春に確認されたが、その後行方が分からなくなっていたそうである。
提供:White Orca
もう亡くなっているかもしれないと心配されたものの、4年後の2016年に元気な姿を千島列島の海域で見せてくれたのである。
今回、発見されたシャチは以前のシャチの家族か?
2015年の夏の調査で千島列島の海域には、少なくとも5頭以上の白いシャチが発見されていて、これらのシャチはすべて、同じ
群れに属しており、希少性の高い白いシャチが群れに多数いるということから、同系交配による可能性が高いと見られていて、調査がすすめらています。
したがって、2016年以来、4年ぶりに確認された、今回のシャチも、その同族のシャチである可能性が高いと想像されますね。