志村けんさん死亡のニュースは芸能界全体に衝撃を与えていますがファンの間では志村けんさんの「お笑いネタ」を懐かしがる声が多く出ていますね。
きょうネットで志村けん伝説のギャグ・ネタランキングなるものをみました。
「変なおじさん」「ヒゲダンス」「ひとみ婆さん」「だいじょうぶだぁ」などなど他にもたくさんありますね。
でも志村けんさんの代表的な「お笑い」といえば、やはり
「バカ殿さま」ではないでしょうか?
多くの芸能人がレギュラーあるいはゲストで出演しお茶の間を
笑いの渦に巻き込みました。
ところで「バカ殿さま」で不可欠な存在になっている「筆頭家老」ですが
クワマンこと桑野信義さんがはまり役となっていましたね。
実は桑野信義さんの筆頭家老役は2代目だそうで番組スタート時の初代は別の方だったそうですが、ご存じでしょうか?
気になりましたので「バカ殿さま」の「筆頭家老」について調べてみました。
目次
「バカ殿さま」の家老役(筆頭家老)は5人いた!?
志村けんさんの代表的な当たり番組「バカ殿さま」は1986年(昭和61年)に
フジテレビ系列で始まっていますが、調べてみたところ、その前がありました。
テレビ番組としてスタートする前に、あの「8時だヨ!全員集合」の中のコントとしてやり始めたのが始まりだったんですね。
初代の筆頭家老
志村けん演じる志村藩のバカ殿様(竹千代)の幼いころからの教育係でもあった筆頭家老を最初に演じたのはドリフのリーダーいかりや長介さんです。
コントのストーリーからして当然のようにいかりや長介さんになったと思いますね。
筆頭家老はバカ殿様の先代の名君の父親の代から信任が厚く跡継ぎの教育係を命じられたわけです。
ところが跡継ぎは先代と違いそれこそバカ殿ですから嘆いたり叱ったりする役回りになります。
そうすると年長のリーダーということになりますよね。
名優「いかりや長介」が教育係でくどくど説教したり嘆いたりして志村さんとの軽妙なやり取りの中でボケたり意外とエッチだったりする面を見せたりして2人の
やり取りがこのコントのひとつの見せ場になっていったわけですね。
かくして「バカ殿さま」に不可欠の「じい役」のイメージを「いかりや長介」さんが作り上げたようです。
2代目の筆頭家老
「8時だヨ!全員集合」の中のコント「バカ殿様」で2代目筆頭家老をやったのは
志村けんさんの盟友「加藤茶」さんです。
バカ殿には「三太夫」と呼ばれていました。
この2人のやり取りは他のコントでも折り紙付きですが名コンビですよね。
3代目筆頭家老
意外と知られていないのが3代目の筆頭家老です。
そして独立したテレビ番組としての「「バカ殿さま」の初代の「筆頭家老」と
いう事になります。
それは「東八郎」さんです。
そうです。初代「じい役」は東八郎さんです。
テーク2東貴博(安めぐみさんの夫)さんの父親ですね。
コント55号売り出す前の、あの萩本欽一さんの師匠でもあります。
バカ殿さまが独立したテレビ番組としてスタートするにあたって起用されたのが
当時のお笑い界でベテランで人気のあった東八郎さんですね。
ドリフターズ以外からの初の家老役ですね。
志村けんさんも大変、尊敬しておられて、いろんなことを教えていただいたと後に語っています。
これは大当たりで主役を食うほどの人気を博し52歳で急死するまで家老役を果たしました。
4代目筆頭家老
そして4代目で最後の家老役が桑野信義さんということになります。
独立した番組「バカ殿さま」での2代目筆頭家老ですね。
桑野さんは同じグループの田代まさしさんと他の端役で出ていたそうで立場としては田代まさしさんの次いで的な感じだったそうですが、
東八郎さんが急死された時、桑野さんの素質を感じとっていた志村さんが
突然「家老はお前がやれ」と言ったそうです。
しかし東八郎さんという大物芸人の後は・・・と戸惑っている桑野さんに志村けんさんは、こう言ったそうです。
何を迷っている。演じていくうちに自分のカラーにしろ。音楽も初めはマネから入って、自分の個性を出せるようになるんだから…
引用:http://www.zakzak.co.jp/people/news/20140709/peo1407090830001-n1.htm
桑野さんは後にこう言っています。
「あの言葉があったから、なんとかこの世界で生きていられるんです」
桑野信義さんは舞台の「バカ殿さま」でも2代目の家老役を担っています。
ちなみに舞台の「バカ殿さま」筆頭家老役初代は地井武夫さんでした。
まとめ
志村けんさんの代表的な「お笑い」コントや番組そして舞台と3つの形態で
提供された「バカ殿さま」のじい役(筆頭家老役)は歴代で5人が演じていました。
「8時だヨ!全員集合」の中での初代が「いかりや長介」さん、2代目が
「加藤茶」さん。
そして独立したテレビ番組の「バカ殿さま」で初代が「東八郎」さん、2代目が
桑野信義さんさんです。
そして舞台での初代が地井武夫さん、そして2代目が桑野信義さんです。
いかに志村けんさんを中心とする「バカ殿さま」が長く大衆に愛され親しまれたのかが歴代の家老役を調べただけで感じますね。
志村けんのご冥福を祈りたいと思います。