Sponsored Link

マスク画像

(この記事は2分で読めます。)

ドラッグストアにマスクを買いに行きましたが、いまだに品薄ということで在庫がありませんでした。

テレビの報道を見ていると、大手会社、異業種のトヨタ、シャープ、日清紡などが続々とマスク生産に参入してると聞くようになって
かなりの日が経ちましたが、どうして品薄状態が解消されないんでしょうか?

いつまで品薄状態が続くのでしょうか?

すこし実情を調べてみたところ、日本の官僚、だけでなく業者なども含め日本人のていたらくな状態と言うか、情けない現状を知ることになり、わびしい思いになってしまいしました。

目次

Sponsored Link

マスクの需要と供給の現状とは?

マスク画像

言うまでもなくコロナウイルスの拡大で日本も、世界中がマスク不足に
陥っています。

日本の場合、マスクの供給量は2月の時点で月4億枚程度だったそうです。
それが現在、増産に増産をかさねて月に7億枚を供給できるようになり3億枚ほど以前より増えている訳ですね。

こうした供給量に対して、どれだけの需要があるのかとNHKの記者が
経済産業省の担当者に聞いたところ、

実際に、どれほどの需要があるのか、政府も把握できていない!
わからない!

ということだそうです。
のん気なもんですね。担当省庁がこれですから、完璧な数字は無理でも
把握しようとする努力をしていれば、大方のことはわかるはずです。

つづけて、こんなことを言っています。

メーカーへの注文などから判断すれば、供給量をはるかに上回る需要があると見られています。例えば、国民1人が毎日1枚使うとなると、月に30億枚以上が必要になる計算で、作っても作っても追いつかない状況なんです。

人口×30日=30億枚という小学生でもできる計算の数字を述べています。

これはだめだ!

と思いましたね。なさけない!

ドラッグストアーや薬局などが品薄の実情とは?

マスク画像

既存の国内メーカーの生産だけで、この感染状況では足りないのは言うまでもありません。

そこで政府としても輸入を増やそうとしています。
世界で主なマスク生産国は中国です。コロナウイルス前で国内のマスク流通数の7割が中国からの輸入品だったそうです。

それがコロナウイルスの感染拡大でほとんどなくなってしまいました。
一時、輸入がほとんどできなくなったということです。

その後輸入が再開されましたが、以前ほどの量が入ってこない!
なぜなら、ほとんど輸入してなかった欧米などが中国から輸入し始めたからです。

しかも日本国内では、感染拡大ということで普段買わない人も何セットも多めに購入するということで当然、店舗から在庫がなくなりますよね。

現在の状況とは?あちこちの商店や個人で販売!どういうこと?

マスク個人販売 画像
画像出展:MBSニュースより

3月、4月と過ぎてもはや5月です。

あいかわらず、ドラッグストアー、薬局などでは品薄状態が続いています。

一方でテレビなどでも報道されているようにあちこちの商店街などで
個人でマスクを販売してる人が、たくさんいるんですね。

薬局でない異業種の店舗で販売してる店もあります。

個人で売っている人にテレビの記者が取材していました。

男性ビジネスマン01

どちらで仕入れされたマスクでしょうか?中国製ですか?

男の子イラスト01

正規の問屋さんから仕入れましたよ。転売ではありません。製品は中国製ですね。

専門のドラッグストアーや薬局などが仕入れ量が不足して品薄だというのに個人などがマスクを大量に仕入れているというのは、どういうことでしょうか?

大手マスクメーカー「白鳩」はこう言っています。

中国で生産を委託している工場からの仕入れ価格が値上がりしていて、思うように輸入が増やせない。

中国では、欧米諸国の政府が大金を持ってマスクを買い付けている。我々いち企業が勝負しようとしても、厳しい

また、採算をとるためには、国内での販売価格を大幅に引き上げる必要がありますが、納入先のスーパーやドラッグストアなどの小売業界は消費者からの反発を受けかねないとして、小売価格の値上げには慎重な立場だ。

では専門の大手メーカーが価格の高騰のために仕入れられないのに、
街角のあちらこちらで売っている個人が何故マスクを仕入れられているのか?

個人や専門でない別の店舗などが仕入れて販売できてるのは何故か?

5月6日兵庫県の尼崎駅を降りてすぐの商店街、雑貨店や洋服店などの店先にマスクが並べられています。

雑貨店に聞いてみると、

子ども用の雑貨などを扱う店で取引のある国内の商社などから仕入れて、4月20日頃から中国製の輸入マスクの販売を始めた。

4月は1日2000枚ぐらい売れた。検査マークが入るようになってから(品質は)だいぶん良くなったけど、業界団体のマスクと比べると、ちょっと品質があかんかな。

どんどん中国から輸入されているのである。

なぜ政府やドラッグストアーや薬局などに卸している業者は「量が入ってこない」と言うのでしょうか?

上記の専門でない店舗の人や個人などに流している業者から直接ドラッグストアーなどにも「中国製マスクの売り込み」があるようだ。

マスクがありますけどいりますか?

ドラッグストアの担当者はこう言っています。

『マスクがありますけどいりますか?』と。市場にまったくマスクが無い状況で、『あります』という電話だったので、逆になぜこの無い時にあるんだと、不審には感じました。」(ドラッグストアの従業員)

3月中旬~4月中旬にかけて、見ず知らずの複数の業者から中国製マスクを売り込む電話やメールが入るようになった。

船便での到着なので1回の発注量が多い。その代わり単価が安くなると。品質自体の保証が確認できないものに関しては、一般のお客様にお売りするのは心配なので、仕入れは断念しました。」(ドラッグストアの従業員)

品質が心配だといってるんですね。

何故、確かめないんでしょうか?

大手の輸入業者も既存の仕入れていた業者から「量が入ってこない」で済ませているんですね。

中国の他の生産メーカーを当たってみる、省庁の担当者と一緒に現地に赴いて、製品の質やら調査できると思うのですが、なぜしないのでしょうか?

売り込みに来てるぐらいですから、質が少し問題があれば「改善すれば大量に仕入れますよ」

などと折衝できるはずですね。

いやあ~情けないです。
日本人ってこれほど「あかんたれ」になってしまったのでしょうか?

医療関係者の防御服などの不足なども、恐らくおなじようなことでしょう。

創意工夫するのが日本人の長所だと思っていましたが、他の人が苦しんでるのに平気な人が多くなったのでしょうか?

あなたはどう感じていますか。

私は情けなくなりました。

Sponsored Link